南青山に昨年12月にオープン、日本初上陸の台湾パイナップルケーキ店「 SunnyHills(サニーヒルズ)」へ。 店名を漢字で表すと「微熱山丘」。
隈研吾建築都市設計事務所が手掛けた店舗。車の通行は頻繁だが、表通りから外れた閑静な住宅街の中(ホテルフロラシオン青山の向かい)でひときわ目立つ。
↓竣工の約1か月前、昨年11月の晩に前を通りがかった時の内装工事中の様子。
建物外側の表面は、伝統的な木造建築工法のひとつ「地獄組み」を基本に、角度などを独自に変形えて組んだ角材で構成されている。
上の2枚は共に北東側の外観。
南東側、見上げ。
設計コンセプトについては、隈研吾建築都市設計事務所 公式サイト〜作品アーカイブ~「サニーヒルズジャパン」が詳しい。
設計コンセプトについては、隈研吾建築都市設計事務所 公式サイト〜作品アーカイブ~「サニーヒルズジャパン」が詳しい。
1Fエントランスに待機していたスタッフに、店内撮影可否を確認すると、来店客にカメラを向けるのはNGで、それ以外はOKとのこと(アリガトウございます)。
1Fエントランスのドア敷居付近から、左側が南東側外装、ガラスウォールを挟んで右側が店内で、階段の向こうは昇降エレベーターへの通路。
1Fエントランスのスタッフカウンター。
1Fエントランスに(古畑任三郎がキコキコとこいでそうな)シャレオツなのが1台停まっていた。店舗看板ほかに自転車の絵柄が配されている。微熱山丘のオーナーが自転車が大好きとのこと。
「地獄組み」の格子は外部からの光を内部によく通し、通行人や車からの視線を遮る。意外に建物の中から外の様子はよく見える(逆に外からは、暗い中の様子はあまりわからない)。
「微熱山丘」の販売システムは変わっていて、中国茶付きで商品1個を試しに食べさせてくれる。そのためのカフェスペースが2Fにある。
階段の踊り場、小さな待ち合いスペース。
この日のカフェ待ちは私のほかに1組2名。5分ほどで2Fに通されたが、混雑ピーク時はどんなだったんだろ。
2Fカフェスペースは、同じ鋭角をもつ台形の小テーブルを幾つか組み合わせて、変形の大きなテーブルを構成している。来店客で席はほぼ埋まっていたので、フロアの撮影は控える。
2Fカフェスペースは、同じ鋭角をもつ台形の小テーブルを幾つか組み合わせて、変形の大きなテーブルを構成している。来店客で席はほぼ埋まっていたので、フロアの撮影は控える。
試食のパイナップルケーキ1個+中国茶(+お手ふき+商品ガイド)が、お盆にのせられてすぐに供される。
先に座っていた中年男性客1組が、この試食システムを知らずに入店したようで、 商談らしき会話を終えた後に会計を頼み、そこで初めて「クッキーとお茶は試食」と知って驚いていた。商品購入は義務ではないが、果たして何も買わずに店を出たのだろうか?
さて、お帰りは階段を上がった3Fから、EVで1Fに降りる動線。
トイレ+洗面室も3Fにある。
さて、お帰りは階段を上がった3Fから、EVで1Fに降りる動線。
トイレ+洗面室も3Fにある。
階段を3Fまで昇りきったところから、階下の見下ろし。
胸の高さくらいまで、落下防止の強化ガラスが嵌められている。通り側のガラスウォールの向こう、外部に通じるドアから屋上に上がれるようだが、常時は施錠されている。
胸の高さくらいまで、落下防止の強化ガラスが嵌められている。通り側のガラスウォールの向こう、外部に通じるドアから屋上に上がれるようだが、常時は施錠されている。
3Fフロア。
左奥が昇降エレベーター。菱形格子が透けている大きな引き戸の向こうが洗面トイレ。
左奥が昇降エレベーター。菱形格子が透けている大きな引き戸の向こうが洗面トイレ。
後日の追記:この日は扉が閉まっていた右側の1室。来店客が多く、かつ対応できるスタッフの人数が揃っている時は、3Fのこの部屋に客を通すこともあるとのこと。
トイレの洗面カウンターは手洗い場が一体となった斬新なデザイン。水撥ねしないよう、吐水の量は少なめ。ハンドソープはAesop社製。
仕様は男女共にほぼ同じらしい。
3Fエレベーター前から、フロア見返り。
1FにEV到着、ドアが開いた正面の見通し。奥の壁面下部に、照明が仕込んでありました。
参考:SunnyHills公式サイト~東京店舗のページに、イメージCGに竣工写真数点を追加したムービーあり。ヘルツォーク&ド・ムーロンがファサードを手掛けた《プラダ・ブティック青山店》の通りから、店へ向かうアクセスを辿り。空地に「地獄組み」で建物が立ち上がっていくイメージムービーとなっている(所要2;47、BGM付き)。
http://www.sunnyhills.co.jp/stores_japan.php
こちらの動画および店舗マップでの説明では、同じく隈研吾氏が設計した《根津美術館》に通じる骨董通りからのアクセスを推奨していた。日本では此処でしか買えないと知っているであろう来店者が、テイクアウト用の白い紙袋をさげてほぼ全員、表参道方面に向かって歩き出すのはその影響か。
参考:SunnyHills公式サイト~東京店舗のページに、イメージCGに竣工写真数点を追加したムービーあり。ヘルツォーク&ド・ムーロンがファサードを手掛けた《プラダ・ブティック青山店》の通りから、店へ向かうアクセスを辿り。空地に「地獄組み」で建物が立ち上がっていくイメージムービーとなっている(所要2;47、BGM付き)。
http://www.sunnyhills.co.jp/stores_japan.php
こちらの動画および店舗マップでの説明では、同じく隈研吾氏が設計した《根津美術館》に通じる骨董通りからのアクセスを推奨していた。日本では此処でしか買えないと知っているであろう来店者が、テイクアウト用の白い紙袋をさげてほぼ全員、表参道方面に向かって歩き出すのはその影響か。
さて、「微熱山丘(サニーヒルズ)」のパイナップルケーキは、「5個入り1,500円」と「10個入り3,000円」の2種類のみの販売。上の画は「5個入り」。箱を入れてくれたショッピングバッグも値段に含まれる。
同封のガイドによれば、中身のパイナップルは台湾で夏場に収穫された完熟品、北海道産の厳選小麦粉に、フランスの絵知れバターが練り込まれている。編集者のNさんがオープン前から激しく絶賛していた通り、素晴らしく美味しい。また食べたいが、台湾では1個100円くらいで売られていると改めて聞くと、財布の紐が(キュキュッ)と締まる。1個からバラ売りしてくれんだろか。
「SunnyHills(微熱山丘)」日本語公式サイト
http://www.sunnyhills.co.jp/
「SunnyHills(微熱山丘)」日本語公式サイト
http://www.sunnyhills.co.jp/