報道:WBS「よそ者が地方を元気に」

4月29日(水)WBSオンエア
ニュース:よそ者が地方を元気に

冒頭の映像は、新潟県の5つの市町村(註.新潟,三条,十日町,上越市,佐渡の5市)が参加した「にいがた暮らし」セミナー。新潟への移住をPR。背景のひとつには、地方に住環境や企業を踏まえて魅力を感じ、大都市を脱して地方で働く希望をもつ20-30代が増えていることがある。
いわゆる"よそ者"の視座による若い価値観が、地域再生のきっかけになるのではと、行政側も期待を寄せる。

その1例、2013年に企業した合同会社ツギ(TSUGI)による、福井県鯖江市での取り組み。鯖江は国内生産量の9割を閉める日本一のメガネ産業の地として知られるが、近年は中国など外国勢に押され、事業者数は減少の一途を辿っている。社長の新山直広氏を筆頭に社員は6人は全員20代で地元出身はゼロ。 2014年12月から、高級メガネのフレームづくりで使われる、綿花を原料とした素材「アセテート」でピアスなどのアクセサリーを制作。デザインと素材感が人気を集め、都内でのブース販売(註.画から渋谷ヒカリエ8F 8/d47 MUSEUMと思われる)で130セットを完売した。
ほか、NPO法人が若者の人材育成の場として立ち上げた上越市「里創義塾」に、自費参加している熊本出身の若者に現地取材。

今週の番組コメンテーター梅澤高明氏の発言要約:
「地方が最も注力したいタレント(能力)はデザイン人材。新しい視線で、新しい用途、機能、見せ方を考え、製品に落とし込んでいくために必要となる。
京都で12代続く西陣織「細尾」では、NYの建築家ピーター・マリノ氏とのコラボを機に、西陣織のファブリック(NISHIJIN)を開発、ストア(註.クリスチャン・ディオール)の壁材として使った。そのために必要な幅の広い織機も開発した。現在ではシャネルやヴィトンともコラボ。リッチな和の素材として海外の富裕層からも注目されている。外部のデザイナーと組んだ好例。地方再生の重要なテーマのひとつである日本の伝統工芸活性化の実例でもある」
参考:「事業構想大学院大学」サイト〜細尾真生氏社長インタビュー記事
www.projectdesign.jp/201502/haveachance/001868.php


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