エマニュエル・ムホー「100 colors / WATERRAS」@TRANS ARTS TOKYO 2016

都内で開催中のアートイベント「TRANS ARTS TOKYO 2016」に、エマニュエル・ムホー氏emmanuelle moureaux architecture + designが最新の「100 colors / WATERRAS」を展示中。
会場は神田淡路町2丁目の複合施設ワテラスWATERRASの外と館内。上の画のメインの作品は、淡路公園内の高低差を利用した屋外展示。

旧千代田区立淡路小学校の跡地に建てられたワテラス(参考:再開発事業者が2013年1月に発表したリリース。グランドオープンは2013年。再開発で淡路公園が整備され、タワー棟に沿って北西方向に上がっていくと、同時期オープンの旧日立製作所本社跡地に複合施設sola cityを経由してJR御茶ノ水駅聖橋口に出る。緑地の広場ではマルシェなども開催しているようだ(ワテラス公式FBより)
TRANS ARTS TOKYO 2016(以下TATと略す)」参加作品およびイベント会場は、神田、湯島、上野にかけて点在。TATではこの辺り一帯を"UP TOKYO(アップ・トキョー)"と呼称し、アートを巡って街を歩きながら、江戸からの地脈を受け継ぐ都市への気づきを促す(会場MAP
ここ数年来、新宿クリエイターズ・フェスタなどで「100 colors」を発表してきたムホー氏だが、TATへの出展は今回が初。2003年に事務所開きをして以来の神田界隈で「100 colors」を披露するのは初めて。
神田淡路町側から御茶ノ水方面に緩やかに蛇行しつつ繋がっている42の段差の頭上に「100 colors」が展開。秋の空に映えます。
短冊状に吊るされた素材は不織布。
階段上からの見下ろし。高低差を利用した「100 colors」を見るのはそういえば初めて(案内板で使われている画は2014年の「100 colors」@新宿中央公園)
小川のせせらぎに沿って続いていく「100 colors」。
2か所の踊り場を挟んで、上流に9本、中央部分に6本、下流に9本の角柱がたてられ、柱1本につき4本のレールが取り付けられている。
晴天下の会期初日、オフィシャル写真を撮影中のムホーさんはじめ事務所の皆さんと遭遇。Kさんによれば、「どの位置、どの角度から見てもいっぱいの色(100 colors)に見えるように配置した」とのこと。
「100 colors」のインスタレーションは、隣接するタワー棟館内のWATERRAS COMMON 2Fのギャラリーでも展示中。下の画はワテラスタワー コモン3Fのカフェ[Terrace 8910]店内からの眺め(「自家製ジンジャーエール」¥500 越し)
TRANS ARTS TOKYO 2016」の会期は10月15日から30日まで。

TRANS ARTS TOKYO 2016
www.kanda-tat.com

ワテラス(WATERRAS)公式FB
https://www.facebook.com/waterras/




+飲食のメモ。
界隈は名店揃い(中華の雲林、かんだやぶそば、竹むら、神田まつやなど)。目指すはイタリアン、トラットリア・ラ・テスタドゥーラ (Trattoria La Testa Dura)の土曜ランチ。
数種類の前菜とパスタ類から選べてドリンクが付く土曜Bランチ¥1,450。
「プロシェットコット ゴルゴンゾーラ風味 黒いちじく添え」+「2種類のラグーソースのタリアテッレ」。ソーサーで供される紅茶のカップも大きめでうれしい。
ン年振りにいただきましたが、アットホームな雰囲気もママ変わらず。13時半過ぎまでほぼ満席。今月で16周年とのこと。
とっても美味しゅうございました。ごちそうさまでした。

Trattoria La Testa Dura(トラットリア・ラ・テスタドゥーラ )
http://www.testadura.jp/