桜フェス ライトアップ@日本橋室町

3月20日にオープンした《コレド室町2》と《コレド室町3》。2館の開業を記念して「桜フェスティバル」が、4月6日まで開催されている。桜をテーマに、周辺の建物がピンク色にライトアップされている。
上記・新開業の2館のほかに《日本橋三越本店》、《三井本館》、《日本橋三井タワー》など、界隈7つの建物が17時から23時までピンク色に染まる


日中の中央通り。室町三丁目南交差点から、日本橋・銀座方面の眺め。左側が《YUITO》、その向かいが《日本橋三井タワー》。地元と三井不動産を中心とするプロジェクト「日本橋再生計画」の一環である「日本橋室町東地区開発計画」に準じ、通りに面した建物の低層部は約100尺(約31メートル)に統一されているのが判る。
上層のオフィス棟までほんのり桜色に染まる《日本橋三井タワー》。1Fメインエントランスに掛かっている青い暖簾も開業イベントの一環。イベント主催元である三井不動産のニュースリリース(3月17日)に拠れば、江戸時代、日本橋の商店の軒先を彩った暖簾の街並みを再現したもので、 栄、橋、楽、粋、桜をテーマに 5つの建物のエントランスを飾る。デザインは日本橋生まれで、「とらや」や「資生堂本社」などの暖簾デザインを手がけた白馬實氏。《日本橋三井タワー》に掛かっているのは「粋」の暖簾。
1929年(昭和4年)竣工の《三井本館》は国の重要文化財。

今回のイベントとは別だが、7Fにある三井記念美術館で4月19日から「超絶技巧! 明治工芸の粋」が始まる。京都の村田コレクションの展示、とても楽しみ。
コレド室町」のエントランスから、中央通りに出た正面、《三井本館》の眺め。
静止画だとわからないが、桜の花びらは、通りの隅に置かれた長方形のぼんぼりを通じて建物の壁面に照射され、ちらちらと揺れ動く。
東西に走る江戸桜通りを挟んで、左が《日本橋三越本店》、右が《三井本館》。
東京都選定歴史的建造物に選定されている《日本橋三越本店》。最初の竣工は1914年(大正3年)で、その後の増改築を経て、1935年(昭和10年)にほぼ今日の姿に。

参考:「三井百科」~竣工100年を迎える日本橋三越本店(2013年12月20日更新)。
三越のシンボル・ライオンが鎮座するエントランスにも、大暖簾イベントの一環としてピンク色の暖簾が掛けられている。
中央通りの反対側(西側、日本銀行側)からの眺め。江戸桜通りを挟んで、左が《三井本館》、右が《日本橋三越本店》。あまり人通りのない道に面したファサードも同様にライトアップされている。
江戸桜通りと名付けられ、植えられた桜は枝が未だ初々しい。地下道も整備され、地下鉄銀座線三越前駅から《コレド室町2》および《コレド室町3》まで雨に濡れずに行ける。

なお、既存の《コレド室町》の共有部分の内装デザインは、杉本貴志氏率いるデザイン事務所スーパーポテトが手掛けているが、《コレド室町2》は同じく杉本氏が、そして《コレド室町3》は小坂竜氏(A.N.D)が担当した( 但し、各店舗のデザインは個別。例えば、中央通に面した「芽乃舎」は隈研吾建築都市設計事務所が手掛けいてる)。



+飲食のメモ。
1,2,3それぞれのコレド室町にはいろいろな店が入っている。 「コレド室町3」の地下に、ブーランジェリー「GONTRAN CHERRIER TOKYO(ゴントラン・シェリエ トーキョー)」が入ったことは、個人的に嬉しい。


この時期は、たねやの「さくら餅」が超鉄板。
2月の半ばから桜が散ってしまう4月上旬までの期間限定の定番季節和菓子。三越本店の地下食料品街で購入。

あちこちの桜餅を食べ比べてみても結局は「やっぱり、 たねやの桜餅が一番好き」という感想に帰着する。

たねや
http://taneya.jp