特別車両「IKEA TRAIN」で行くIKEA立川

4月10日に立川市にオープンした「IKEA立川店」を見に行く。首都圏には千葉南船橋、埼玉新三郷、 横浜港北に次いで4店舗め、都内には初の出店として話題のストア。

最寄りは多摩モノレール高松駅より徒歩7分、JR立川駅からは徒歩12分ほど。新聞やテレビなど各種報道で必ず触れているが、JR立川駅周辺におけるさらなる交通渋滞を招かぬよう、駐車場は買い物金額を問わず有料の1000円とし、電車かモノレールでの来店者は開店記念グッズが貰える特典(但し、FBアカウントを有するスマホ利用者のみ)を6月10日まで実施している。
開店を記念し、多摩モノレールでは4両編成の車両内外をIKEAのテキスタイルでデコレーションした特別車両「IKEA TRAIN」を期間限定で運行しているので(5月8日まで)、往復で利用してみた。
個人的には、行く前から気分が盛り上がったが、通学客などが中心の車内はいたって平静そのもの。
「IKEA TRAIN」の運行は期間限定。運行日やダイヤも日によって異なる(運行のない日もある)ので要注意)。

多摩都市モノレール ニュースリリース(4月11日)
http://www.tama-monorail.co.jp/info/list/mt_img/260411ikea_train.pdf


多摩モノレールの高架に面した「IKEA 立川」の壁面は、フィンランドカラーの青と黄色の露出を押さえた濃いグレー。周辺の景観に違和感を与えないよう配慮したと、開店前後に盛んだった各種メディア報道で聞いた。
イケア・ジャパンが昨年3月15日に発表したプレスリリースに拠れば、敷地面積は2万6千平米、ストア面積(予定)は4万平米、コワーカー予定数は500名。比較対象として、いわゆる東京ドームの公称面積は4万6千755平米である。

エントランスに配置されていたスタッフに店内撮影とブログ掲載可否を確認、OKとのこと。
1Fエントランス脇にある「ビストロ」。ソフトクリーム(50円より)やホットドッグ(150円より)などの軽食をオーダーできる。メニューおよび雰囲気は、会員制倉庫店「コストコ」に似ている印象。
フロアは2つ、1Fは商品引き渡し、会計、宅配受付やフードマーケットなどが、2Fにショールームとマーケットホール、その中間地点にレストランがある。

エントランスには無料のカタログは積まれていたが、フロアマップの配布はなし。上の画のようなインフォ表示が要所にあるのみ。

ショールームは1から11、マーケットは13から23にナンバリングされ、あ:アームチェアから始まり、わ:ワゴンキッチンに終わるアイウエア順・計22の商品インデックスが、各番号と対応した、独特だがシンプルな案内方法(実際に店内を歩いた後の私見だが、アリかもしれぬ。2Fフロアはおそらく迷路のように間仕切り壁がたった複雑なレイアウトになっているので、 仮にフロアマップを表示したとしても、客に無用のプレッシャーを与えて機能すまい)
1Fエントランスの正面の展示スペース。

2Fショールームの商品展示例。
各商品単体の値段のみならず、トータル金額も表示されている。思わず「安い」と唸ってしまう(配送費や組み立て費用は別途)。

2Fショールーム~キッズルームの商品展示例。
この日は平日だったので子供は少なかったが、土日にファミリー層が大挙来店したら、静かなるこの光景は一変するに違いない。

というような感じで、IKEAの販売商品で広さも中身も多様・多彩にコーディネートした部屋を、来店者に先ず「ショールーム」において提示する。要所には、テレビ等で紹介された小物類もボックスに山と積まれており、気に入った商品があれば、2Fヘのエスカレーター横にも置かれていた黄色いショッピングバッグに入れてつつ移動、フロアの約2/3を占める「マーケットホール」で最終的に購入したい商品をチョイスし、降りた1Fで最後に会計する、というのが、IKEAにおけるショッピングの流れ。
2Fマーケット>15番エリアにて。
ポップな柄のテキスタイル。
商品は店内の端末で検索可能、在庫状況も確認できる。わかりやすいビジュアルで、使い易かった。
1Fのセルフサービスエリア。
クローゼットなどの大型家具類が整然と並ぶ。大迫力。巨大迷路につくられた北欧祭りの縁日を延々とブラ歩きした気分。

平日は10時から21時まで営業(土日は9時、またレストランは開店30分前より営業、閉店30分まで)。

IKEA公式サイト
http://www.ikea.com/jp/ja/



+飲食のメモ。
今回の訪問目的のひとつ、席数750とテレビで聞いた気がする「IKEAレストラン&カフェ」。予想通りの混雑っぷり。
ショールームで圧倒的物量と情報量の前に疲労し、此処に辿り着くまで休憩スペースも無く、店内を覗いたら空席が目立ったので、さほど長くないとみた入店待ちの列に並ぶ。
だが、ここから席につくまでが長かった。

料理はセルフ式で、手にしたトレイに料理の皿を載せ、前の人について列を進み、会計を済ませ、それから空席を探して座るというシステム(事前の席とりはNG)。
トレイに載った皿:左端から、フラッグロールケーキ(オープン記念、205円)、サーモンのラザニア(616円)、ミルクパンのような味のアークティックブレッド(60円)、フリードリンクのコーヒー(154円)。

さらにこの後、一杯のコーヒーを得る為にコーヒーメーカーの前でも並ぶ。コールドドリンクは並ばすに済むので、季節と需要に応じたマシンの増設が望ましい。

こけもも(リンゴンベリー)ジャムをソースにした「スウェーデン・ミートボール」 が北欧定番料理とのことで人気の様子。ジャムは1Fのフードマーケットでも販売。

IKEAレストラン情報
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/the_ikea_story/the_ikea_store/ikea_restaurant.html

KEAスウェーデンフードマーケット
http://info.ikea.jp/food/sweden_food_market/jam.html