「天才画家の肖像 曽我蕭白 奇想天外の美」再放送

2005年NHK制作・放送、再放送が2013年10月、さらに5月26日にプレミアムアーカイブスでアンコール放送された「天才画家の肖像  曽我蕭白 奇想天外の美」を見る。

中国を題材にした絵画の図像解説も含めて抜群に面白かった、この再放送を見逃していたら、2012年3月の東京会場を封切りに、名古屋、福岡、大阪を巡回した、東京国立博物館140周年特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」の6つの章立てのうち、第5章まるまる蕭白だった出展作品のひとつ「雲竜図」に、どれほどの価値があったのかなど、きっと判らずじまいだった(IMGは同企画展フライヤー)





トーハクだけで54万人、1日平均7,374人という来場者数The Art Newspaper発表) で、2012年の国内美術展入場者数2位となったあの「ボストン美術館 日本美術の至宝」展。美術品保護の為に照度が落とされて薄暗いガラスケースの向こうに収められた、門外不出の作品群・国内に残っていれば間違いなく国宝級と銘打たれた数々の仏画や「平治物語絵巻」や「吉備大臣入唐絵巻」等々を、つぶさに見てじっくり鑑賞したい人々の牛の歩みで会場は大混雑であった。

参考:「インターネットミュージアム」サイト 取材記事アーカイブ(2012.3.12)
および動画(2012.3.23掲載、再生時間;30秒)
http://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=129




この番組で実際にやってみたように、日本美術、特に遺された襖絵は、お寺さんの空間で願わくば鑑賞したいものだ。