読書感想『なにものかへのレクイエム 20世紀を思考する』

現代美術家の森村泰昌氏による対談集『なにものかへのレクイエム』(岩波書店、2011)を読了。「なにものかへのレクイエム」一連のシリーズは、批評性を宿した芸術作品(氏曰く「批評精神がないものはアートにあらず」)なのだと、理解できたような気がする、ぼんやりと。
対談者が珠のごとし。トップが鈴木邦男、福岡伸一、平野啓一郎、上野千鶴子、藤原帰一、やなぎみわ、高橋源一郎の各氏へと続く。 面白かった。三島由紀夫の『金閣寺』も先日やっと読み、チャップリンの「独裁者」も観たばかりだったので、そこだけは置いてきぼりを食らわずに済んだ。

森村泰昌|芸術研究所 公式サイト
www.morimura-ya.com