映画鑑賞「グランドブタペストホテル」

ウェス・アンダーソン監督最新作「グランド・ブタペスト・ホテル」(独英合作、2013年)は、豪華俳優陣によるケレン味全開のドタバタ劇。美術が素晴らしい。
IMGはフライヤー(チラシ表面)より

予告編でミステリーめいたPRをうっていたが、完全に肩すかし。好みが分かれるであろうシュール(?)っぷりは相変わらず。劇中どうみてもR指定なエゴン・シーレ風のHな絵画が登場するが、映倫的にはクリアでG指定での公開。
映画の内容は「シネマトゥディ」の記事がわかりやすい。
www.cinematoday.jp/page/A0004105
さて、本作品はロケ地に恵まれたといえる。公式サイトによれば、「完璧なロケ地」と主演のR.ファインズがコメントした、ドイツの東、ザクセン州に属する町ゲルリッツ(Görlitz)でほぼ全編が撮影された。人口5万5千人規模で、ホテル数25というから、観光地としてかなりの人気と思われる。

グランド・ブタペスト・ホテル」期間限定Youtube特別映像


参考:ドイツ観光局サイト~ゲルリッツ
www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/towns-cities/goerlitz.html


ゲルリッツはナイセ川を境に隣国ポーランドに接し、かつては世界遺産に登録されたこともある。第二次大戦の戦火を免れた歴史的建造物が多い。古き良き時代の香り漂う、当時のヨーロッパの貴族達が長逗留した温泉地の高級リゾート「グランドブタペストホテル」にふさわしい建物もこの町に元から在った。現在は閉店して使われていない、 4層吹き抜けの大空間とユーゲントシュティール様式を留める百貨店(Karstadt)だ。それを撮影用に改装した。入れ子状に二重にセットを組み、先に1960年代のシーンを撮った後、1層めを外し、30年代のシーンを続けて撮った。経緯は公式サイトのメイキング映像が詳しい。
エンドロールが流れても、席を立つなかれ。途中からコサックダンスを踊る男のアニメーションが右端に登場、最後まで観客を楽しませる。また公式サイト~ダウンロードページには、「グランド・ブタペスト・ホテル」のレターセット(便箋と封筒)や、メンドルのケーキボックスのデータまであるという、徹底したサービスぶり。

関連企画
「グランドブタペストホテル」のレゴ発売
excite ニュース(2014.6.18)
www.excite.co.jp/News/it_g/20140618/Gizmodo_201406_post_14819.html

レゴ組み立て作業の動画(FoxSearchilight 2014.6.13)
www.youtube.com/watch?v=oJ2ezbi3ZCc

MUVEIL WORK×GBH 「MUVEIL WORK新宿伊勢丹店」(2014.6.25~7.15)
https://ru-ru.facebook.com/GBHjpn/posts/1452149038372907

映画「グランド・ブタペスト・ホテル」公式サイト(BGM付き)
www.foxmovies.jp/gbh/site/

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