番組視聴:世界遺産「富岡製糸場」

8月16日(土)テレビ東京「美の巨人たち」オンエア
日本の遺産 建築SP 4-2 富岡製糸場
視聴メモ。
工場建設予定地の選定から繭の出荷まで携わった総合監修者としてのポール・ブリュナ、設計士オーギュスト・バスティアン。
欧州を襲った蚕の病気→日本の絹が注目された。

明治5年(1872)竣工、工期1年半の突貫工事
国の殖産産業を支える模範工場として(渋沢栄一関与)、氏族の子女を集めて教育→全国の製糸場へ
現存する建物は複数、東・西繭倉庫、操糸場、女工館、検査人館、ブリュナ館、
現在は一般公開されていない、繭を煮る水を貯めていた、フランスの造船技術をいかして製造された、直径15mの鋳鉄製の「鉄水槽(鉄水留)」を支える石組みの脚
最初に着工した西繭倉庫の煉瓦は大きさもまばらで積み方も粗いが、 東繭倉庫では均一、キレイな「フランス積み」に地元の土を使った桃色っぽい赤煉瓦(約150万個)
瓦を焼いていた窯で煉瓦を焼かせた(隣町の甘楽町にて、広大な土地が必要)
壁の表面に今も遺る、煉瓦を焼いた当時の職人の印
日本の建築技術+西洋の技術=キングポストトラスト構造
糸繰り機が並ぶ作業場は柱のない大空間
女工館の天井仕上げ
構造は木、煉瓦は壁の「木骨煉瓦造」+瓦葺き
積み上げた煉瓦の目地はセメントではなく漆喰
日本の蚕農家の屋根を取り入れた
横須賀の製鉄所で組んだ大工の頭領
設計者はメートル法、現場は尺貫法

次回4-3は辰野金吾設計「奈良ホテル」を紹介。

富岡製糸場
www.tomioka-silk.jp/hp/index.html

テレビ東京「美の巨人たち」公式サイト〜アーカイブ
www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/140816/

その後、続けてオンエアされた「Crossroad」も面白かった。普段は絶対に(お金を貰ってでも)「お化け屋敷」になんか足を踏み入れないだけに、制作の舞台裏や、「お化け屋敷」が全国のいわゆる「シャッター商店街」において、町おこしの有力なコンテンツになっていて、「お化け屋敷プロデューサー」という肩書きもあるとは、知らなかった。

テレビ東京「Crossroad」公式サイト~アーカイブ
www.tv-tokyo.co.jp/crossroad/backnumber/person44.html

お化け屋敷プロデューサー:五味弘文氏 事務所公式サイト
http://www.officeburn.jp