番組視聴:クローズアップ現代「復興コンパクトシティ」

9月16日(火)NHK「クローズアップ現代」オンエア
復興コンパクトシティ~被災地が描く未来のまち~

2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した、東北の2つの町における、コンパクトシティ計画を取り上げる。



◇ 宮城県山元町
1,000×400mの敷地に、駅、病院、子育て支援、商業などの各施設と、550戸の住宅を建てる計画が進行中。1年半後に完成予定だが、入居希望数が想定の2/3にとどまっている厳しい現実がある。何故か?

◇ 宮城県女川町
同様に、駅を中心に住宅1,000戸を計画中。町長、課長、工事業者による「町づくり協議会」には、地元住民も参加、意見をロスなく反映させる組織運営となっているが、時間をかけてもいられないジレンマを抱える。
女川町といえば、坂茂氏による仮集会所と多層住宅が建ったところである
参考:「dot.asahi」記事
http://dot.asahi.com/photos/photogallery/archives/7756/kasetsu009-2/

スタジオのゲストは東北大学准教授の姥浦道生氏(註:同大学災害科学国際研究所所属、地域・都市再生研究部門 都市再生計画技術分野)。
震災から2年半が経過、人工の2割以上が流出している自治体もあるなかで、はたして「コンパクトシティ」がその歯止めとなるか。住民の意見、過ぎ行く時間、地元の産業再生および育成の必要性(=自治体の収入増に繋がる)など諸事バランスを計ることが重要と見解を述べた。

NHK「クローズアップ現代」
No.3551アーカイブ「復興コンパクトシティ~被災地が描く未来のまち~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3551_all.html