EDIDA日本版ノミネート作品特別展示@青山 INTERSECT BY LEXUS-TOKYO

毎年5月に開催される「ミラノ・サローネ」における恒例イベント「エル・ デコ インターナショナル デザイン アワード(ELLE DECO International Design Awards/EDIDA)」は、世界24カ国の『ELLE DECOR(エル・デコ)』編集長の投票により、デザイナー・オブ・ザ・イヤー部門をはじめとする13部門から大賞が選ばれ、発表される。
来年の「EDIDA(エディーダ)」に向けた日本版ノミネート作品を紹介する特別展示が、南青山の「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」1F GARAGEで開催されている。
デザイナー・オブ・ザ・イヤー部門 フィリップ・ニグロ(Philippe Nigro)

下の画、右奥:テーブルウェア部門「マシーン コレクション/ディーゼル リビング (Mashine Collection/Diesel Living)
左手前:家具部門 セグレト/モルテーニ(Segreto/Molteni&C)」のパネル展示
デザイン:ロン・ジラッド(問合せ先:アルフレックスジャパン)

下の画、イーゼルに掛けられた展示パネル・左から、
シーティング部門 ロナン&エルワン・ブルレックが手掛けた「ディアポジティブ ソファ/グラスイタリア (Diapositive Sofa/Glas Italia)」、(続く)
カーペット・床材部門「ティエラ/ムティーナ
(Tierras/Mutina)」、 照明部門「パントグラフ/エルメス (Pantographe/Hermès)
キッチン・キッチン用品部門「シャープ キッチン/ヴァレンナ・ポリフォーム (Sharp Kitchen/Varenna Poliform)」は、ダニエル・リベスキンドのデザイン。

ベッド・寝具部門「マジ/フレックスフォルム (Magi/Flexform)」の展示パネル

アウトドア部門「ゴーストアウト/ジェルバゾーニ(Ghost Out/Gervasoni)

バス・バスルーム部門「アクサースタルクV/アクサー(Axor Stark V/Axor)
デザイン:フィリップ・スタルク(問合せ先:ハンスグローエ ジャパン)

金属壁の"茶室"のにじり口から、ノミネート作品・ダブルフェィスのインテリアファブリックによる"軸"の下端が見える。
茶室内部。
ファブリック部門「ドップ/ミナ ペルホネン (dop/minä perhonen)
壁紙・塗料・壁装材部門「ウォールカバリング コレクション/メゾン マルタン マルジェラ (Wallcovering Collection/Maison Margiela)

上記のほか、ヤング・デザイナー部門に、アムステルダムを拠点に活動している、スタジオ フォルマファンタズマ(Studio Formafantasma)がノミネートされている(下の画、"茶室"前の石の上に置かれた写真パネルに写っている、イタリア出身の2人組)

本展会場構成は、エル・デコ日本版が独自に設けている「ヤング ジャパニーズ デザイン タレント賞」に選ばれた2組、佐野文彦氏とYOYが担当。
佐野文彦 プロフィール
1981年生まれ。数寄屋建築で知られる中村外二工務店
(註.『京都迎賓館 ものづくりものがたり』にも登場する京都の工務店)、設計事務所勤務を経て、2011年に佐野文彦studio PHENOMENON設立

YOY(ヨイ)プロフィール
空間デザイナーの小野直紀氏(1981-)と山本侑樹氏(1985-)が2011年に設立したデザインスタジオ。今春のミラノ・サローネ サテリテにおける展示で、デザインリポートアワード特別賞およびサローネサテリテアワード特別賞を受賞。明治神宮外苑絵画館前で開催中の「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」コンテナ展にも、K'S DESIGN LABと共同で出展中(TDW紹介page
同庵裏側。開口部から茶室内部を見ることができる。
この"茶室"は、「Gensho An」という作品タイトルからして、作家 金理有(KIM Riyoo)の個展(2011,neutron tokyo)のためにデザインした可動式茶室「玄象庵」を、本展のためにリ・デザインしたものだろう。

特別展示の会期は2014年10月18日〜11月4日、オープンはショップ1Fの開店時間に準じる(9〜23時)

INTERSECT BY LEXUS-TOKYO
www.lexus-int.com/jp/intersect/tokyo/

『ELLE DECOR(エル・デコ)』日本版 ELLE ONLINE
http://www.elle.co.jp/decor

ELLE DECOR dacebook
https://www.facebook.com/ELLEDECORmag


+後日の飲食メモ。
近未来をイメージしたという茶室「Gensho An」の内部に掛けられていた minä perhonenの「dop」の隅に、"ちょうちょ"がとまっていたのをまんまと見逃しておったので、改めて見に行く。はいっ、たしかに。

1Fのカフェで一息いれる。
本日のコーヒー・ホット(消費税込¥360)とクロワッサン(同¥210)円。
こちらのコーヒー豆はノルウェーのFUGLENと提携している。破砕音が聞こえたので、豆から挽いてくれたようである。ありがたし。
クロワッサンを包んでいるペーパーと、カップソーサーの柄は、レクサスのスピンドルグリル。
おいしゅうございました。ごちそうさまでした。