報道:WBS視聴メモ〜「数 < こだわり」市場で進む高級志向

3月23日(火)WBSオンエア
特集:住宅市場に新潮流 高くても"こだわり"優先

アキュラホーム、リビタ、イオンリテールの該当事例を紹介。

◇ アキュラホーム
注文住宅の(株)アキュラホームが高級住宅市場に参入。記者発表にも同席した左官、数寄屋大工、庭師ら職人とのネットワークと、独自のコストダウンノウハウ(従来の住宅工程を合理化で1/4以下に削減)により、こだわりある高級住宅を相場より3割コストダウンで提供する「AQレジデンス」を発表した(同社リリース.PDF。 平均坪単価は、同社従来の主力商品に比べて1.8倍の80万円を想定。 初年度は20棟、3年後には100棟の受注を目指す。宮沢社長が番組取材にも対応、(註.左官職人の久住有生氏が仕上げた)外壁と内装の一部を左官壁で仕上げたモデルハウス@瀬田展示場を自ら案内。「低価格帯と高価格帯の二極化を肌で感じている」とコメント。

◇ リビタ「リノア東日本橋
築20年の8階建てマンションのリノベーション事例。隅田川に面した立地を生かした仕様変更、屋上には日光浴やバーベキューもできる「スカイリビング」を新設。坪単価は約280-285万円と同等の新築物件と変わらない。入居予定者は「内装を自由にできるところが魅力」とコメント。21戸は全て完売。

◇ イオン幕張新都心店
イオンリテール(株)では、マンションのベランダや戸建て住宅の限られたスペースに"庭園"をつくる「ガーデニングパック」を、今月から同店にて試験的に販売を開始する。造園は(註.同店のほか、ウェスティンホテル東京、羽田空港第1ターミナルビル、門司港ホテルなどのガーデニングを手掛けている)石原和幸デザイン研究所が担当。 価格は30万、50万、80万円の3タイプ。店頭で取材に応じた同社リフォーム部担当者によれば、80万円が最も人気が高いとのこと。3年間無料でメンテと助言を受けられる。イオンとしてはガーデニングサービスを継続することで、将来の住宅リフォームの受注も見越している、

現場を取材した大浜キャスターのメモは「数よりこだわり」。「戸数を売る時代ではなく、値段も関係なく、客のこだわりにどこまで応えられるかどうかが生き残りのカギになる。社員の意識を変える社内教育に力を入れる動きも見られる」とのこと。「最近、番組で中古住宅を取り上げることが増えてきた」という大江キャスターの言を受け、番組コメンテーターの梅澤高明氏(A.T.カーニー日本法人会長)は、東京R不動産のリノベ事例を引きながら、「空家率は推定で13.5%。ライフスタイルをデザインするためには新築住宅よりもリノベの方がやりやすい。住み手のライフスタイルを目に見えるかたちでいかに具現化していくかだろう」と、中古市場活況へ向けた動きを歓迎。

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