「私の選んだ一品 2016」展〜2016年度グッドデザイン賞審査委員セレクション

デザイナー、建築家、学者、ジャーナリスト、企業経営者など、国内外の第一線で活躍する審査委員76名それぞれの、気になった受賞作、“お気に入り”の「一品」などを紹介。会期は23日まで。

会場構成を担当した一人に建築家のドミニク・チェン氏が名を連ねている。本展主催のデザインハブ(DESIGN HUB)公式FBのシェア情報によれば、同氏がデザイン展のディレクションを担当するのは初めてで、テーマは「アジアの密林」。
審査委員それぞれが推す"イッピン"のビジュアルに選者の手書きコメントが添えられて、会場入り口側を向いている。署名付きの石川初氏は例外として、パネルの裏に回り込まないと、誰が選んだイッピンなのかはわからない。
大きな字で「スッピンの自信」と書いてロケットストーブを選んだのは、長坂常氏(スキーマ建築計画)。パネルの裏側から見てもモノの画がわかるようになっている。
本展では、坂茂氏の「避難所用・紙の間 仕切りシステム 熊本地震での活用」を推す建築家多し(Lee Siang Tai、手塚由比、中村拓志ら)
字を書くだけでなく、絵を描いたり、色を添えたり、表現に味があって面白い(上の画・左は芝刈り機を推す伊藤香織氏のパネル。ピクニシェンヌならでは)
教育番組編集長の喜安政幸氏が本展で推す《高尾599ミュージアム》(設計:東畑建築事務所
こないだ友人に「登山そっちのけで面白かった!」とイチオシされた施設である。
6つある大賞候補のひとつ、慶応大学鳴川研究室+オーサグラフ(株)「世界地図図法 オーサグラフ世界地図」の選者も目立った。
「フラーに見せたかった!!」と(文字で)叫んでいたのは寺田尚樹氏。
賃貸共同住宅「ホシノタニ団地」も大賞候補に。リノベーション研究の第一人者である松村秀一先生が推す。
デザインハブ企画展「私の選んだ一品 2016」は会期23日(日)まで。入場無料。

主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会(JDP
会場デザイン・アートディレクション:ドミニク・チェン(ディレクション)、林弘樹(草野剛デザイン事務所/グラフィックデザイン)、武井祥平(nomena/会場施工)
審査委員写真撮影:望月孝、神宮巨樹


デザインハブ
http://designhub.jp




+飲食のメモ。
ミッドタウン・ガレリアB1Fの[DEAN&DELUCA]のマーケットストアにて、この時期限定メニュー「パンプキンメープルラテ」と「バナナクランブルケーキ」で糖分補給(同じミッドタウン内のカフェよりこちらの方が席数が多く、デリメニューもあり)
おいしゅうございました。ごちそう様でした。

DEAN&DELUCA マーケットストア六本木
http://www.tokyo-midtown.com/jp/shop-restaurants/food-cafe/SOP0000037/